適応障害 パニック障害 休職 復職

適応障害パニック障害と闘う日々 Cherry's Diary

適応障害と診断され休職。パニック障害併発。復職までの日々を綴ります。

知的障害と恋 ①

こんにちわん🐶

cherryです💕


倒れて休職に至る4月の前に起きた事を、一つ記しておきたい事があります。
知的障害者の恋について、です。


〜知的障害を持つということ〜

私の会社には障害者枠というものがあり、ある一人の知的障害を持つ男の子が入社してきました。

現場で会っても挨拶さえしない人も多い中で、その男の子は、誰よりも大きな声で、
cherryさん!お疲れ様です!!
と声を掛けてくれます。
私の名前を覚えている事も嬉しかったし、なによりも職場の基本である挨拶を一番出来る子でした。
そして、誰よりも真面目によく働く子でした。
その為、知的障害ってなんなの?
この子以上の新入社員はいるのか?と不思議にさえ思っていました。


その子が入社して7年目。
ある事件が起きます。



〜知的障害を持つ子の恋〜

その子が初めて恋をします。
相手は、私の指導していた新入社員でした。
言い方は悪いのですが、この新入社員の女の子はとても男性好きで、所謂ぶりっ子 ←死語?笑
いつもほかの男性社員のここが良い、とか、誰かを待ち伏せして車に乗せてもらい、その日にシタ、とか、そんな話ばかり。
女性に注意されれば不貞腐れますが、男性に注意を受けると、
いやぁん、そんなことぉ言わないでくださいよぉ〜💕などと、猫なで声を出す。
それは問題行動で、頭痛いわこの子、と正直困っていました。


知的障害をもつK君は、女の子への接し方がわかりません。
そのぶりっ子Yさんから、やだぁん💕と猫撫で声を出され、K君は恋をしてしまいます。
自分の事が好きなのだと勘違い、というか、そう本当に思ってしまったのです。

いつしか、俺の彼女だろ?と、つきまとうようになります。
待ち伏せしたり、ジュースをあげたり、仕事中であろうとYさんを追いかけるように。

Yさんは、K君がすごく怖いんです、と泣き、男性へ助けを求めます。
K君が怖い、と会社を休みがちになり、理由は男性恐怖症、だと。

は?
なんですと?
あれだけ男好きな事ばかり言って、誰とでも寝る子が?
男性恐怖症??
K君にも猫なで声出してたじゃないか!?

そして、ほかの若い子達はYさんからの話を聞くので、K君怖い、キモい、という事になり、
わー、キタキタ、いやー、きもー、というような声が聞こえてくるようになりました。

上層部はYさんからの話だけを鵜呑みにし、K君のお母様と面談。
二度とYさんへ近づかない様に命じます。
またYさんが怖がる様な事があれば、会社を辞めてもらう、とも話します。


私はとてもとても胸が痛かった。
健常者であれば何でも優先で許されるのか?
健常者に全く非がないと言えるのか?
K君の恋心はどうなるのか?

男性恐怖症と言いながら、ラインでは会社休んで他の男の子と温泉行ったり、チューしてる写真あげてるぞ!!

知的障害を持つ子を必死に育て、上場企業の社員となったK君は、お母様にとって誇りであっただろうと思う。
お母様の気持ちを考えるとたまらない気持ちでした。。。


その後、K君は私とすれ違うたびに、
あのー、、cherryさん、、。
と呼び止めようとします。
ん?どうしたの?何かあった?
と、優しく返すと、
あーーーー、、やっぱり何でもありません。。
という事が何度も続く様になりました。

K君は何か話したがってる、と察してはいましたが、話し出すまで待っておこう、と思い、数日が過ぎました。

そして、もうどうにも我慢できなくなったのでしょう、K君が私のデスクに来て、
cherryさん!僕は、僕は、どうしたらいいのかわかりません!!
夜も眠れません!!
と、叫ぶ様に私に訴え始めました。
流石に事務所内。ここでは話せないと思い、私はK君に、
あっちで話そっか?と優しく応接室へ連れて行き、二人きりで話を聞く事に。

すみません。
長くなりましたので、次回へ続きます。。