知的障害と恋 ③ 私の心境の変化
こんにちわん🐶
cherryです💕
知的障害のあるK君の恋のお話、最終章。
その後のお話です。
前回の記事はコチラ ↓
私はK君と別れ、事務所へ戻りました。
すると、お局が、
絶対に二人になっちゃダメですよ!
暴力振るわれたらどうするんですか?
心配でしたよ!
あとで課長にもこの件報告しときますんで!!
と。。
これはマズイな、という予感はありました。
話を変な方向へ持っていかれても困る為、出張から帰ってきた課長へ自ら報告。
この様な話をした、と伝えたうえで、
会社として知的障害者を雇い入れる以上、それをケアする機関があって然るべきである事。
その教育を上層部は受けていただきたい事。
Yさんの声だけでなく、人間としてK君への対応を考えて欲しい事。
決して今回の件で辞めさせて欲しくない、という事。
しかし。
私の願いは叶わず、
Yさんは男性恐怖症という事で会社を休む様になり、辞めると言い出しました。
会社の取った措置は、
K君を辞めさせる事、でした。
悲しかった。
悔しかった。
会社に対して、憤りをおぼえました。
そして、K君は会社を去り、
Yさんは会社に出社し難くなったのでしょう、そのまま辞めました。
同時に二人を失いました。
私はYさんの教育係でありながら、Yさんを育て上げる事が出来なかった。
そして、相談されながらもK君を救う事が出来なかった。
私の存在意義とは何なのか?
自己への無力感。
そして、課長、会社へ対して増大する不信感。
そして、使命を果たすことの出来なかった私への局達の目。
これは、全て自分のせいだ、と思ってしまうHSP特有のものであり、誰も私の責任だと思ってもいなかったのかもしれません。
しかし、私はこの件は全て私の責任だと打ちひしがれました。
〜その後の心境の変化〜
この一件があってから、私の体調はどんどん悪化し始めます。
心もなんとも言えない無力感で、何のためにこんな血も涙も無い会社に身を捧げて頑張っているのか?
K君のお母様は今どうしているのだろう?と思うと、辛くて悲しくて、涙が出てきてしまう。
あんな奴辞めてもらって良かったー!
怖かったよねー!
と話す女の子達への不信感。
若いから仕方ない。
しかし、局達はある程度年齢を重ねている。
人の痛みも分からないのか?と、もう口も聞きたく無い。
それなのに、笑顔で気持ちよくさせようと振る舞う自分。
そのうち、会社のお昼休み、皆で食べるお弁当の時間が苦痛で苦痛でたまらなくなり始めました。
そして、他の男性達と外のベンチで食べたり、車の中で食べたり、女性達を避ける様になっていきました。
優しく気の合う仲間が、この最中、二人も辞める事にした、という事になったのも原因の一つでした。
仲良くしていこうと思いたくも無い人達とご飯を一緒に食べる。
私は皆を楽しませようと、おちゃらけ笑わせ、非常に疲れる昼休みとなったのです。
もう、疲れ果てていました。
笑いたくもなくなっていました。
そして、3月。
私は、この心境の中で怒涛の忙しさに塗れ、壊れていったのです。
これで、知的障害者の恋の話は終わります。
K君は今どうしているのだろう?
お母様はどうされているのだろう?
これを書きながらも、胸が痛く、涙が出ます。
次回は、それから私が倒れる迄の事を記したいと思います。
では、また次回🐶