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適応障害パニック障害と闘う日々 Cherry's Diary

適応障害と診断され休職。パニック障害併発。復職までの日々を綴ります。

心理療法について

こんにちわん🐶

cherryです💕


今回はちょっと経過を外れて、心理療法について記させていただきます。


心理療法って何?〜


私は救急搬送された後最初の主治医の診察時、これからは年単位での治療になると告げられます。
と同時に、自立支援を受ける手続きを行うこと、心理療法を受ける事を勧められ、その場で承諾。

Twitter等で精神疾患に悩む方を拝見すると、自身でこの支援やカウンセリングがある事を知り、自ら動いてらっしゃる方が多く、驚きます。
私は恵まれていますね。
全て病院で手配してくださいました。


心理療法は、主治医曰く、
骨折したら通常の生活を送れるようにリハビリするでしょ?
それは時に辛い事もある。
心理療法も同じ。
長くかかるけど、リハビリと思って継続してね。
僕と違って優秀な心理のプロだからね、安心してね。

ちょっとビビりました!笑
怖いのかなぁ、って。

カウンセリングにはお金がかかる、と巷での認識があるのでそれも不安でした。
しかし私の病院は医師による心理療法の為、保険適用、現在1回1時間120円という割安でした。


以下Wikipediaより

心理療法は、主に対話を用い、精神障害心身症を呈している人、心理的問題や不適応に陥っている人、種々の困難を抱えている人などの認知・情緒・行動などに働きかけ、そこに適応的な変化を図ることを目的とする。特に、人間関係に起因するストレスなどの影響が認められる心因性精神疾患の治療においては、心理療法はストレスそのものの分析・考察を行うため、表面的な症状を抑える薬物療法などの対症療法とは区別される。


よくわからん!笑


心理療法始まる〜

まず、大まかなこの病に至った経緯を話し、そして診察の頻度を決められます。
一週に一度か、二週に一度か。
週一は辛いかも?と思い、二週に一度に決めました。

その後担当の医師が決められ、翌週より診察が始まりました。

診察時間は毎回1時間。
みっちりと先生と二人きりでひたすら話すのみ、です。


まずは生い立ちから今に至るまでを割と細かく話さなければなりませんでした。
これには何週間もかかりました。
生きてる年数が長いから!笑

こんな事を話していて何になるのだろう?
こんな私の人生を聞いてもらって時間割いていただいて申し訳ないな、と思っていました。

ただ、自分の人生を人に語る事は無いので、自分の人生を振り返る事は楽しいし、辛い事も思い出して泣いたりしていました。

一通り人生を振り返っていく中で、
私は全ての事を自分のせいにしてしまう、という気付きと、怒りの感情が欠落している事に気付きます。
というか、気付かされます。

先生はよく、
あー、またそこで自分が悪いと思っちゃうの?
憎いとか思わないの?
客観的に見てもそれはあなたは全く悪く無い。理不尽だなぁ、などとよく口を挟まれるようになりました。

それでもよく私は、
いや私があの時こうしていればこうならなかった、私のせいです、私が悪いんです、と大泣きしていました。


先生は基本聞くという姿勢に徹底していらっしゃるので、心を強くする言葉をいただける、という事はありません。
ただ肯定したり、そこでどう思ったの?と合いの手を打つように話すだけ。
とにかく一方的にいつも話している感覚。
しかし、全ての事を隠さずに話したところ、
これは私の胸に留めておきます。
カルテにも載せませんから安心してください。
と仰っていただけた内容もあり、安心して全てを話す事が出来ました。

ただ、心理療法は話したい事だけ話す、話したくないことは話さなくていいですよ?といつも言っていただけるので、無理に自分の生きてきた道を全て話す必要はありません。



人生の話が一通り終わるとその後からの診察では、
ハイどうぞ。
と、始まり、なんでもいいから話さなければならず、診察前は何を話そうかと悩むようになりました。
それでも話し始めると1時間はあっという間に過ぎていきます。


今でも変な話で1時間費やしてしまって、先生に申し訳なかったな、という気持ちがいつもあります。(11/7現在)


心に響く言葉をいただけるわけでは無いので、私にプラスになっているのかよくわからない現在。
先生の名前さえ覚えていません 笑
主治医の先生がこの心理もしてくれたらいいのに、っていつも思ってしまいます。


先日承認欲求の話から、誰かに評価されたい、とか、誰かに認められたい、とか、理解して欲しい、とか無いの?
と、聞かれたとき、

うーん、今は仕事してないから無いですけど、、、
あ!!◯◯先生(主治医)には認められたいです!理解者は先生だけなので!!と満面の笑みで答えると、

え?私は?

と、言われてしまい、
・・・。
えっとー、、、。
いや、あのぉ、先生は、、。

しどろもどろになってしまいました。

先生は、
私も理解者のつもりですよ?
と仰いました。
そして帰り際、今日は勉強になりました、と言われてしまいました。


先生と心一つになって心を治療していかなければならない心理療法
医師との相性もあるのでしょうが、今のところ信頼がまだ出来ない、心を本当に開けていない感があります。


〜心理と薬物治療の共有〜


同じ病院で主治医の診察と心理療法を受けている私は、二人の先生から診ていただいている事になります。

そして、それは電子カルテで情報が共有されています。

その為、主治医から、
あ、また自分が悪いと思ってるね?心理の先生からも指摘されてるよねー?
などと言われたり、
心理の先生に、私は病気なんかじゃ無い、怠けているだけだ、大体適応障害って病気はなんなんですか?私はただ病名をつけられてるだけだ。身体症状が苦しくてそれを治したいだけ。病気じゃ無い。治らないのも頑張れないのも私が怠けているからだ。
と泣きじゃくった次の主治医の診察時には、主治医が、
診察の前に説明しておきたい事があるんだ、と適応障害というものについて一つ一つ丁寧に説明され、あなたは決して怠けてなんかいない、病気なんですよ?
と言われたこともある。

僕はあなたの身体症状を聞いてお薬を出す事しか出来ないヤブ医者です。
だから、この症状が出る心の部分はスペシャリストにお任せするしかないの。ごめんね。
あなたがいい結果を出そうと、僕を喜ばせようと頑張ってくれている。ありがとう。感謝します。
だけどね、頑張らなくていいんだよ?
あなたは充分頑張っている。
怠けてなんかいないよ?
僕が一番あなたの頑張りはわかってるからね。だから、無理しないで。
あなたはあなた自身で治す力を持っているからね。

そんな事を言われたこともあります。


主治医には時間がなくて言えない事を、心理の先生に話せば伝わる。
これが今の私の利点といえます。
二人の医師の連携により、私に一番適した薬と復職への導きをしてくださっている、と感じます。


いつか薬を飲まなくなって寛解しても、心理の先生とはお付き合いしていかなければならないかもしれません。
今のところ私の支えは主治医だけ、という気持ちでいますが、心理の先生とも主治医のように信頼関係を築く事が出来るように、もっと心を開いていけたらいいな、と今感じているところです。

〜これからカウンセリングを受ける方へ〜

私個人の意見ですが、出来れば同じ病院で、医師による心理療法をお勧めします。
なぜならこのように連携がなされる事、保険が効く、という点は大きいと考えます。

以前鬱の時、小さなメンタルクリニックと高額のカウンセリングに通いましたが、何一つ成果を出す事なく、私の意思は尊重されず、そのまま治らず自殺未遂を繰り返した経験があります。
その時に救急搬送されてから入院を繰り返した病院は、今と同じように大きな病院であり、同病院で主治医と心理士二人で診ていただき、重度うつ病から寛解へと導いていただきました。
その経験からも言えます。

ただし、相性はありますので、合わないと思えば違う心理士さんにお願いする事も考えるべきだと、今更ながら思います。
もう私は合わないかも?と思いながら変えられずにきています。
先生選びは慎重に。

そして、良い先生との巡り合わせが精神疾患寛解の鍵になるのでは、と思っています。


横道に逸れた今回。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございます。


次回からはその後の経過について綴ります。

ではまた次回🐶